地下鉄博物館

 東西線葛西駅にある地下鉄博物館に行ってきた。ずーっと昔からあるので、正直古くて規模も小さいものかと思っていたが、予想に反して大満足だった。長細いけど順序だてているので見やすかったかな。大きすぎず小さすぎず、簡単過ぎず難解過ぎず。それに入場料210円って、安くね? あっちは1,000円ですぜ。 5倍面白いのかな。

帝都高速度交通営団地下鉄丸ノ内線 300形
入場口の改札を通ると初めに見えるのがコレ。系(ケイ)ではなくて形(カタ)。当時から蛍光灯が標準装備だったみたい。
制御抵抗器 と 起動抵抗器
 以前読んだ『電車の運転』に載ってた抵抗制御方式車両の抵抗器そのもの。古い電車の床下に所狭しと並んでいるヤツ。遠目でクルマのラジエターのような感じに見えてたから、てっきり何かの冷却装置かと思ってた。
 抵抗制御方式は抵抗器の数を減らしていく事で段階的に電圧を上げて加速するから、その度にカクンカクンってなる。 クルマのアクセルと違ってマスコンは進行の時にノッチを決めたら全く動かさないのに、なんでショックがあるのかと思ってた。そんな理由だったのか。 ナルホド納得デス。
 そして補助空気溜。単語では知っていたものの、この円筒形のものだったのか。 んー、見たことあるよなコレ。デカイし。空気入ってだったんだ・・・。補助と言ってもこれが減速時にブレーキシリンダに圧縮空気送ってるんだけど。 ただの金属製円柱だけど、一度見ると理解がしやすいな。 館内で見てたの俺だけだったけど。

1〜2冊読んで行くだけでこれだけ楽しめるんだな。 マニア氏はバックグラウンドに相当量の知識があるから駅でボンヤリ眺めてても飽きないんだな。うん、飽きないわ。 

大宮の博物館はもうちょっと勉強して知識固めてから見に行きたいもんだなー。何も知らないで行っても金(特に電車賃)の無駄だし。 ま、大宮駅にはポケモン撮りに行くと思うけど。