表題の件

 初めてN響の定演を聴きに行きました。プログラムは 忘れられたささげもの(メシアン) と、 交響曲第9番(G=マーラー)。指揮はチョン・ミュンフン。場所はNHKホール。 いやもう、ガチでしょ。 紅白歌合戦のところ(って言ったら笑われた・・・)。席は上手側A席。低弦側。
 メシアンは聴いた事がなかったものの、曲が良いのか演奏が良いのか(多分両方)普通に聴けた。いい曲だけど、CDだとハーモニーが作る"空気"が伝わりきらないと思う。生で聴けてよかった。
 で休憩後にお待ちかねの9番(81分)。CDだと軽く2枚組。正直なところ、CDでもぶっ通しで聴いたことはほとんどなかったけど、生だと聴けるもんなんだ。ずっと鳥肌立ってた。 いろんな評価あるけどN響すごいわ。 3楽章の最後の超絶な速さは異常。しかも崩れないし。スゲェ。 曲を知らない人だと、3楽章で拍手したくなる感じ。
 あれだけの弦の中で遠くまで響く管の音を初めて聴いた。あれくらい通る音が出なければオケではだめなんだろうな。
 初めてのH響が、生で聴きたかった9番だったので幸せ。あんなに良い席を取ってくれたおかげ。感謝。