修理未遂

 07/10/25 B Taxi
 休みだったので、D80のシミを診てもらう為に千葉のヨドバシへ。最初は木白のビックと思ってたんだけど、よく考えたら、3年?位の延長サポートとかいろいろあったので、やっぱり千葉へ行った。 で、行く途中の電車で、保証書忘れたことに気づく。ま、ポイントカードと免許証でなんとかなるだろう、と決めた。 買ったのって3月下旬。もう一年経つんだな。
 で、実際撮ったデータがあったので見せながらスタッフに聞いたら、お掃除モードでレフ板を上げたままの状態にしてCCDとご対面。ブロアで30秒ほどシュコシュコやって1mmに満たない光の反射でかろうじて見える付着したホコリのカスを飛ばしてた。 ・・・直りました。というか壊れてませんでした。保証書も不要。 この前ブロア買ったのに・・・。恥ずかしい。
 で、恥ずかしいついでに、天気のいい日に標準ズームでワイド側でケラレるのはなぜ?って質問したところ、写った空の色が濃いのか、黒い影なのかということ(黒だとプロテクター等の厚みが写りこんでる)。で、空の色が濃く(暗く)なるほうだと言ったら、周辺光量不足(低下)とのこと。『レンズの構成上、広角側で絞りを開放にすると四隅の光量が不足するんです。対策として1〜2段絞ると解決』するとのこと。天気のいい日に標準レンズで引きで単一色(空・海等)を撮る時は、フルオートではなく、絞り優先で撮らないとだめなようだ。晴れならオートでいいと思ってたのが恥ずかしい。
 (ここから初心者全開→)でもね、家帰るまで、「絞り開放なら入射光が絞られずにCCDに届くから、全部明るいんじゃないか」って思ってちょっと納得いかなかったので調べた。
 結局、広角で絞り開放だと、斜めから入ってくる光にとってはレンズが真円ではなく楕円形で面積が小さくなり、口径蝕(ビネッティング)ができてしまい、画素単位面積当たりの光量が、中心部分と比べて少なくなり暗くなる。 絞り込むと、絞り羽が小さく円形になるため、多少斜めからの入射光でもCCDまで円形に届くので中心部との光量差が減るので、均一な写真になるらしい。コサイン四乗則と言う計算式で出る有名な理論みたい。入射角θ云々って話で完全に数学モード。好きな人は調べてみてもいいかも。
 と、ここまでは光量低下を抑える話で、実際絞り込んでいくとシャッター速度は早くなる。天気の悪い日はシャッターを遅くできないからどうしても絞りこめない。でケラレ。 理想は、大口径レンズで、絞り込んでもシャッター速度を上げられ、光が通過する絞り羽根も真円にするため10枚クラスで収差の無いレンズ。・・・安くて10万円くらいかな。
 ま現実問題、そこらへんの数万円のこだわりの無い安いレンズ使ってるなら、晴れの日以外の周辺光量不足はあきらめる他無し。こればっかりは物理法則&懐具合だからなぁ。 でも、疑問が解決してよかった。聞いてみるもんだ。

 これからはちゃんと手入れします。