23日の

 最近地上を走ってる写真ばかりですが、報道関係でもなければ、真横から全体を撮れるのってなかなかできないこと。

KLMオランダ航空 777-200ER PH-BQL

中国国際航空 B767-300 B2560

中国南方航空 A300-600R B-2327
家の17インチCRTで見ると暗〜い感じに見えるけど、液晶だとイイ感じになる。不思議。

 自分が初めて航空機の写真撮ったのは高校の時に行った横田基地祭。カメラはCANONのオートボーイっていう3倍ズームの普通のコンパクトカメラ(親の)。もちろん35mmのネガフィルム。3倍って言っても35-105mmだったか、地上展示はいいとして、とても飛行展示撮影は無理なカメラ。つか400mmあったってキツイし。起動も今みたく『ウィン』じゃなくて『ウイーン、ウィン、ウィィィーン』ってレンズが出るのが遅い。キヤノンって、プリンタもそんなだよな。
 でね、見たくてたまらん頃だとどんなものであれ撮っちゃうんだよね。明らかに米粒のような距離でも撮って残したくて。人に見せても『ただの点じゃん』ってもんだけど、自分の頭の中ではものすごく近くで爆音と共に通過するように見える。諦めきれずに撮ってる感じかな。
 慣れてくると、この距離でこの光量だったら撮るのやめようなんて言ってるけど、あれは場数踏んで枚数を撮ってからの話で、しかも次のチャンスが確実にあることがわかってる時。 自分は人の写真をほとんど見る機会が無かったからアホみたく撮りたいだけ撮ってたわけで。フィルム・現像代の無いデジカメで枚数ケチったら絶対後悔する。フィルム時代はね、ちょっと財政面も考えないとキツイんで。1本900円だし・・・。
 多分写真見慣れている現像受付の人には下手写真だったんだろう。でも、今撮ってる写真よりも何倍も撮りたいって気持ちがあって撮ってた気がする。

 自分のように、もともと楽器の素質が無い人間が、初めて音が出た時に、ずっとその音を出してるようなもんで。音色・音程・表現抜きに、ただ音が出せたことがうれしい。 そんな感じかな。頭部管で半月以上まともな音が出ない経験が無いとわからんだろうけど。

 最初から素晴らしい写真や機材を知ってるというのは、かえって不幸なことなのかもしれない。 クラシックが好きで詳しい人が楽器やり始めると、自分とCDの音の落差でやめることが多いみたいだし(アレ、言いたい事がちょっと違う感じになってきた)。


 コンパクトカメラで一段落すると、もっと長玉(望遠レンズ)が欲しくなってカメラを勉強して、もっと近くで撮りたいってことでクルマ買うのでクルマの本読んで、写真をデータにしたいって事でPCを勉強して・・・。結局今やってる事って全部飛行機つながりだったりする。 全く違うのは吹奏楽くらいか。


 どんなに被写体が小さくても、撮った人が見てすぐにその風景やそれまでの苦労が浮かんでくれば、それはその人の大切な一枚になるんじゃないかなと。 その後にデジ一眼で撮っても、その1枚は越えられないと思う。

 画質や機材の問題じゃないってのはそこかな、って。 ・・・・・偉そうに言ってみた。

 とりあえずマニュアル読みなおそ・・・。