地下鉄博物館2

 銀座線1001号車。と言っても昭和2年開通の第1号車。
TDSの鉄道と同じ三線軌条方式。で、打子式ATS(自動列車停止装置)を装備。 ATSは鉄道事故の時に安全性を問われたりしてるけど、"打子式"って何?つか日本語じゃん。
 結果的にわからずじまいで帰ったんだけど、今日読んでた「電車の進化大研究」にATSとATCの原点として載ってた。
 機械式ATSで、信号の停止現示で線路脇に設置された打子というアームがピョコーンって立ち上がる。 車両が停止現示無視して区間に進入すると、車体装備の非常ブレーキ作動用コックに打子が接触してブレーキを強制的にかける。 今のATS-Pとかみたく細かい速度変更はできないけど、外部で強制的に機械的に制動するので間違いない。信号が壊れても打子が自然に立ち上がるように設計されてる。
 まぁ、俺が言いたいのはさ、地下鉄はじめて物語じゃなくてさ。『初めから知ってたら絶対車両側の非常ブレーキ作動用コックを撮ってたのに!!!』ってことなわけで。 でもなぁ、案内プレートが無かったし、打子がどれくらいの高さなのか、コックってどの辺にあるのか不明なので、行く前に調べないと後悔するな。 本当にわからなかったら係員に聞いてみようかな(ウザイ客だ)。
 あと、この車両って運転台に圧力計しかない。 もちろんブレーキのな。 本に書いてあるとおりで、ちょっと驚いた。