遊覧飛行

 練習後、14時にRヶ崎飛行場(R/Wは08-26)にある新中央航空の遊覧飛行に行く。 昨日電話してたので成田空港通過(直上の通過)コースのフライトプランは作成済みらしく、氏名住所等書いて代金支払って金属類の身体検査後、すぐセスナ172スカイホークへ乗り込む(JA4126かJA4124)。前席右側。これだけ大きくて1.7t。ミニバンくらいの自重。
 機長の挨拶後、すぐ発動機始動でタキシング。スゲェごついエンジン音。タマラン。160馬力だけどマフラーとか無いから音がハンパ無い。機内で会話できないし、するとしても怒鳴ってる感じ。 機体はかなり年季入ってて、『え、博物館のとあまり変わらないよ』って感じ。
 でもね、座った直後からテンション上がって針振り切れてたね。なんせ、PCのフライトシムで見たままの計器がある上、針が動いてるし!! ずっと計器に釘付け。俺にも読める!!って(基本計器だけだが)。タキシングから降りるまで頻繁にパイロットが無線機の周波数をいじってたのが印象的だった。
 まー、タキシングと言い滑走と言い、まっすぐ走って行くのには脱帽。 単発エンジンだと、どうしてもエンジンの回転モーメントの影響で機体が振られるので、ラダーで方向を調整するんだけど、それが完璧な直進。上手すぎ。
 乗ってる間、スゴイしか言ってなかったか。何がスゴイかを挙げたらキリが無い、というか30分間全部スゴイ。
 フライトプランは単に往復ではなく、滑走路26離陸後270に直進し、高度2000ftまで上昇。その後180に回答して空港へ。空港が見えたあたりで、周波数をナリタ・タワー118.20にセット。意外と直前。手前で左定常旋回して2600ftくらいまで上げて空港直上を通過(ゆりかもめが1周するのと同じかな)。 感覚としては45度旋回してると思ったら、20度も傾いてなかった。 それに、横滑りもしないし、速度も巡航速度の100ktを完全に維持。それでいて旋回上昇するんだもんな〜、どんだけうまいんだか。 30分間ずっとスロットルを調整してたんで、大変そうだった。龍ヶ崎からは最長で14NMの圏内だったので、さほど距離は無いけど、浮遊間があって、飛んでる感じがスゴク気持ちよかった。 ただ、気温が高めだったので、空気の温度差で空気密度が異なる場所が多く、急に”ストン”って機体ごと一瞬落っこちるのはけっこうあった。 ジェットコースターの落ちる時の感覚が、前触れ無く頻繁に来る感じ。 ん〜、これぞ飛行機だな。 
 真南へ通過後、しばらく090に向かい、その後360へ回頭。利根川越えてから270へ回頭してRW26へアプローチ。着陸も衝撃無く、無事帰還。これで11000円なら絶対損してない。 ド素人の俺が言うのもなんだけど、操縦うますぎ。
 ビデオはタキシング中にバッテリー切れで撮れず。残念。